2019年12月24日火曜日

棋譜OCRプログラムの軌跡(11)高DPIのPCで小さな画像を扱うと?

前回取り込んだ画像を拡大する処理を組み込みました。この状態で手元の高DPIのPC(hpのENVY)で取り込んだ画像を入力してみました。

その結果は驚くほどの好成績!!
前回同様 第2局の第1図をクリック回数を減らして取り込んだ結果は下表のとおりです。
(各画像は縮小されています。クリックすると原寸大で表示されます。)

拡大ボタン
クリック回数
取り込んだ画像マス目の
大きさ
解析結果 エラーの状態
なし(原寸)x = 15.833
y = 15.777
多くの白 認識漏れ
多くの石で
手順番号誤り
1x = 23.722
y = 23.694
全くエラーなし
2x = 31.611
y = 
31.555
全くエラーなし
3x = 39.527
y = 39.444
全くエラーなし

前回DPI=96のPCで取り込んだ場合、原寸大では拡大処理を施しても全く使用に耐えなかったものが、大幅に改善。また拡大ボタンを一回でもクリックすると、全てエラーなしで処理できました。
前回も述べましたが、取り込んだ画像のマス目の大きさが、20ピクセル未満かそれ以上で認識率が大きく変わるようです。



開発環境
 OS:Windows10
 言語:C#(WPF使用)
 IDE:VisualStudio2019
 仕様Tool:OpenCvSharp v4.0.0.20181129
      Tesseract v3.3.0.0
 使用電子本:電子書店パピレスのNHK 囲碁講座 テキスト

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